【永久保存版?】アメリカの永住権申請
最初に言っておきますと、移民法はとても複雑な上センシティブなものとなり、
それぞれの方々のバックグラウンドによって集める書類は変わります。
これから書くことは「一般的に言われていること」です。
最初に注意事項。
重要視していない方が非常に多いのですが、就労ビザだろうが90日のESTAだろうが
滞在許可期間を1日でも過ぎた時点で「不法滞在者=犯罪者」となり、
アメリカ移民局のブラックリストに永遠に名を連ねることになります。
こうなると一生ESTAは使えません。
また不法滞在や不正労働の前科があると、例えアメリカ人と結婚をしても
「前科者」となるので永住権を取るまでに途方もない審査時間がかかったり、
最悪Reject=申請却下されることもあります…「1日くらい大丈夫だろう」とかマジやめて。
もう1個、超真面目に注意。
昔は見逃してもらえた「ESTAでアメリカ入国したまま90日以内結婚→グリーンカード申請」、今は不可です。これやっちゃったら…もう弁護士に相談してください、ホント。
さて永住権(グリーンカード)の申請。Adjustment of Status、通称AOSと呼ばれます。
書類たくさんあります。そしてもちろん全部英語です。
① I-130, Petition for Alien Relative:アメリカ人配偶者情報
② I-485, Application to Register Permanent Residence or Adjust Status:グリーンカード申請書
③ I-131, Application for Travel Document:渡航許可証申請書
④ I-765, Application for Employment Authorization:労働許可証申請書
⑤ G-325A, Biographic Information:履歴書みたいなやつ。
⑥ I-864, Affidavit of Support Under Section 213A of the INA:スポンサーの収入について
⑦ I-693, Report of medical examination and vaccination record:メディカルチェックフォーム
⑧ G-1145, e-Notification of application/petition acceptance:申請の進行状況をメール受け取りする申請
…英語わからん、配偶者も頼りにならん。
英語解読して書類作成する時間もないって人はプロにお任せするのもアリ。
でも個人的な書類は自分で用意する必要あるからね!
☆パスポート用写真(自分と配偶者)
☆パスポートのコピー(自分と配偶者)
☆婚姻証明書のコピー
☆戸籍謄本原本
☆アメリカ人配偶者のTax Return過去数年分
☆アメリカ人配偶者のW-2コピー過去数年分
また、2人の関係を証明する書類が必要です。
なお下記は一例です。これを集めれば絶対OKってわけでもないし、逆にこれがないとNGってわけでもないです。
☆賃貸契約書(自分と配偶者連名)
☆光熱費の請求書(自分と配偶者連名)
☆携帯電話の請求書(自分と配偶者連名)
☆銀行口座明細書 (自分と配偶者連名)
☆クレジットカード明細書(自分と配偶者連名)
☆2人の写真(家族や友人が入っているもので!自撮りは避けて!)
☆2人の結婚式の写真
必要書類にアメリカ人配偶者の収入を証明するものが入っています。
これは「海外から配偶者を連れてくるけど、自分がサポートするで~」と移民局に伝えるため。
なおハワイはメインランドに比べてこの収入ガイドラインが高く設定されています。
皮肉なことにハワイの収入の低さと生活苦っぷりがこんなとこで露呈される事件。
ちなみに2019年、ハワイは年間$24,325(サポートするのが配偶者のみの場合)
掘り下げればもっと書けるし各書類についても説明したいのですが長くなるので割愛。
わからなくなったらUSCISに電話すれば意外に親切に教えてくれます(英語だけど)
あとこちらのフォーラムが、みんな真剣に返事してくれるから参考になります(英語だけど)
昔このブログでグリーンカードの申請について書いた際反響がすごかったので
今回改めて書き直してみました。ちょっとした参考になりましたら幸いです。
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